キャンプは経費です!
~自然の中で仕事して、ちゃんと経費にする方法~
こんにちは、中小企業診断士・ファイナンシャルプランナーの松岡です。
今日は「キャンプは経費になりますか?」という、テーマについてお話しします。
結論から言うと——
はい、条件を満たせば「キャンプ」は立派な経費になります。
「遊び」と「仕事」の境界線
まず、経費とは何か?
それは**「事業に必要な支出」**です。つまり、趣味や娯楽で使ったお金は経費になりません。でも、そのキャンプが業務に必要だったと言えるなら、話は変わります。
ケーススタディ:こんなときは経費!
ケース1:アウトドア用品店を経営している場合
商品テストや撮影、SNS用のプロモーションの一環としてキャンプを行うのは、完全に業務の一部です。
交通費、宿泊費、キャンプギアの一部、飲食費も「必要経費」として計上可能です。
ケース2:研修やワーケーションの一環として実施
社員研修、チームビルディング、またはワーケーション(Work + Vacation)としてのキャンプ。これも事業目的が明確であれば経費に含められます。
※研修内容や実施報告書、写真などのエビデンスがあると◎。
ケース3:YouTuberやブロガー、インフルエンサーの場合
「キャンプ企画」を動画・ブログで配信しているなら、それは完全に業務の一環。取材・制作活動として、交通費・ギア・食材費・施設利用料など幅広く経費計上できます。
経費にするための3つのポイント
- 事業との関連性を明確に!
→ なぜそのキャンプが業務に必要だったのかを説明できるように。 - 証拠を残す!
→ 写真・レシート・スケジュール・SNS投稿・報告書などを保管。 - 混在費用は「按分」する!
→ 例えば家族も一緒に行った場合、全額を経費にはできません。業務とプライベートの割合を合理的に分けましょう。
注意!税務署に突っ込まれないために
当然ながら、「ただ遊んできました」では通用しません。
帳簿に記載する際も、摘要欄には「プロモーション撮影」「研修出張」など業務目的を記載しましょう。
また、継続性と整合性が大切です。1回だけだと説得力が弱いので、定期的に業務として活用している実績をつくりましょう。
おわりに:自然の中に、ビジネスチャンスあり
最近は「自然との共生」や「サステナブルな働き方」が注目されています。キャンプはその象徴とも言えるアクティビティ。
経費になるかどうかを気にする前に、まず「どう活かせるか?」を考える視点が大事です。
遊びながら、仕事して、しっかり節税。
そんな経営のスタイル、一緒に実現しませんか?